摂食物の粘性が嚥下表面筋電図に及ぼす影響

Effect of the viscosity on surface electromyography while swallowing foods

  • 吉川 一輝 (福井大学大学院工学研究科知能システム工学専攻)
  • 谷口 慎一 (福井大学大学院工学研究科知能システム工学専攻)
  • 松浦 康之 (福井大学産学官連携本部)
  • 高田 宗樹 (福井大学大学院工学研究科知能システム工学専攻)
  • Yoshikawa Kazuki (Graduate School of Engineering, University of Fukui)
  • Taniguchi Shinichi (Graduate School of Engineering, University of Fukui)
  • Matsuura Yasuyuki (Headquarters for Innovative Society-Academia Cooperation,University of Fukui)
  • Takada Hiroki (Graduate School of Engineering, University of Fukui)

近年、軟性食物を摂取する機会が増加しているため、咀嚼回数が減少し様々な県境問題が発生している。咀嚼には食物を細かくして消化吸収を助けるだけでなく、肥満防止や、言葉の発達、脳の活性化などの効果がある。また嚥下に関する問題として、高齢者に多くみられる嚥下障害がある。先行研究において咀嚼回数を計数するシステムは開発されているが、実際の咀嚼回数と計数された咀嚼回数が一致せず、誤差が生じている。このシステムは、咀嚼回数のみを計数しており、嚥下動作には着目していない。本研究では、摂食物の粘性が嚥下・表面筋電図に及ぼす影響に着目して、表面筋電図の解析・分析を行った。電極を4か所に貼付し、摂食物の違い、咀嚼の回数の違いについて嚥下筋群の筋電図解析を行った。その結果、摂食物の粘性による表面筋電図の変化を捉えることができた。



Last-modified: 2012-12-18 (火) 15:56:32