ワークショップ「ブラックボックスの解明に挑む -無脊椎動物の神経回路研究から学ぶこと-」
オーガナイザー
高坂洋史(東京大学・複雑理工)、西丸広史(筑波大学・医学医療系)
ワークショップのねらい
ヒトやサルと比較して「単純」と考えられている無脊椎動物を用いたモデル生物研究は、これまでもヤリイカのイオンチャンネルの研究に代表されるように、神経科学の基本原理の確立に大きな貢献をしてきました。では現在のモデル生物における細胞・シナプス・遺伝子レベルでの研究がヒトの運動制御研究にインパクトを与えることは可能でしょうか?このワークショップでは、無脊椎動物の神経回路の最先端の研究者たちによる研究紹介とパネルディスカッションを通して、種を超えた神経回路の機構の統一原理の追究および運動制御の研究へとつなぐ可能性について議論します。
パネリスト
堀江健生(筑波大学・下田臨海実験センター)
「ホヤ幼生における遊泳運動神経回路の発生とその動作原理」
高坂洋史 (東京大学・複雑理工)
「ショウジョウバエ幼虫の運動制御」
江島亜樹 (東京大学大学院・農学生命科学研究科)
「感覚入力によって段階的に制御されるショウジョウバエ生殖行動」
講演の座長およびパネルディスカッション進行
西丸広史(筑波大学・医学医療系)